おはようございます。
鍼林浴、院長の笠原です。
8月の後半から9月はギックリ腰の方が多かったのですが、
10月から11月は肩の痛み、いわゆる四十肩、五十肩の方が非常に増えています。
四十肩と五十肩って何が違うの?
四十肩と五十肩は何が違うのか!
何も違いません!
強いて言えばその方が40代なのか、50代なのか、ただそれだけです。
四十肩も五十肩も正式には「肩関節周囲炎」と言います。
簡単に言えば、肩の関節の周りに炎症が起き、痛みがある状態のこと。
症状がひどいと腕を上に上げたり、後ろに回したりができなくなります。
このような症状になる方が50代に多かったので、五十肩と呼ばれるようになりました。
ところがだんだんと40代でなる方が増えていき、
「私はまだ50代じゃない!」
と訴える方が増えたため、四十肩とも呼ぶようになりました。
肩関節周囲炎は40代、50代でなる方が多いわけですが、60過ぎてからなる方もいますし、40前でなる方もいます。
肩のどこが悪いの?
肩関節という言葉から関節、つまり骨と思われている方もいますが、
炎症を起こしているのは関節の周囲、つまり関節まわりの筋肉の場合がほとんどです。
では何筋なの?
筋肉であれば、何筋が炎症を起こしているのか気になるところですが、何筋という決まりはありません。
肩関節のまわりには多くの筋肉が存在しており、何筋が悪いのかまでは断定できません。
また、一つの筋肉とは限らず、複数の筋肉を傷めている場合もあります。
どれくらいで治るの?
一言で肩関節周囲炎と言ってもその症状のレベルは様々です。
軽いものであればすぐに良くなる場合もあれば、重い場合だと1年以上かかることもございます。
なぜ時間がかかるの?
なぜ治るのに時間がかかるのか。
それは腕があるから!!
炎症があり、痛みがあるウチは安静にしたいところですが、腕がおもりとなり負荷がかかるため治るのに時間がかかってしまいます。
ほっといても治りますが、適切に治療を行えば、治るスピードもあがります。
どんな治療があるの?
整形外科の場合、痛み止め、シップ、塗り薬、電気治療、リハビリ
整骨院の場合、電気治療、マッサージ
鍼灸院の場合、鍼灸治療
が一般的です。
もちろん、その病院や治療院、先生によって治療法も様々あります。
鍼林浴では?
もちろん、鍼灸もしますが、背骨の調整などもします。
そして、患部だけでなく、鍼灸も整体も全身的に診ていきます。
なぜ全身治療が必要なのか?
理由は大きく分けると2つあります。
1つは患部の炎症を抑え、痛みを取るために血液が必要なこと。
患部の治療だけでも血液は患部に集まりますが、全身的に治療することで全身の血流が良くなり、患部にもより血液がいきやすくなります。
もう1つは原因が患部だけにあるわけではないこと。
多くの原因は患部の筋肉を使い過ぎているか、逆に使わな過ぎかのどちらかです。
そして、患部への負担はそれだけでなく、身体の歪み、血流不足なども影響しています。
なので、患部だけでなく、全身の治療が必要となるわけです。
患部の治癒能力を高め、負担をなるべく減らすことが、早期回復には必要不可欠なのです。
もし、あなたやあなたの周りで肩の痛みでお困りの方がいらっしゃいましたら、鍼林浴にご相談ください。